いしかわ鍼灸院メイン

鍼灸(はりきゅう)治療とは?

鍼(針)治療は英語で「acupuncture」灸(きゅう)治療は「moxibustion treatment」と表記し、世界的に通用する医療類似行為です。鍼(はり)治療は0.2o前後のステンレスなどの針を用い、ツボ(経穴)と言われる身 体の反応 の良い特定の場所に針を刺し入れたり、皮膚を擦ることにより身体を正常な状態に近づけて行きます。灸(きゅう)治療はもぐさ(ヨモギの葉の裏側に付いてい る毛を集め たもの)を用い皮膚の上(ツボの上)で燃やすことにより様々な身体の反応を引き起こして行きます。古典的な理論体系に基づき施術を行う鍼(はり)師・灸 (はりきゅう)師も いれば、西洋医学的な人体の解 剖・生理学に基づき施術を行う鍼(はり)師・灸(きゅう)師もいます。日本の医療分野では「医療類似行為」に分類されます。正式な医療行為で はなく、あくまでも医療の真似事と言うくくりに扱われております。アメリカなどでは「代替医療」(alternative medicine:通常医療の代わりに行われる医療・科学的に立証されていない医療)と位置付けられており日本よりも数年前から高い関心があるとのことで す。日本の鍼灸業界でも科学的根拠に基づく鍼灸治療を行うということで数年前から盛んに鍼灸(はりきゅう)治療に関する学術論文が発表されております。


鍼灸(はりきゅう)治療の道具


鍼灸院使い捨て針

使い捨ての針

この写真では4種類の針が写っておりますが当院では他にも長さや太さの違う針を用意しております。1本1本が個別包装されており清潔で 安心です。


鍼灸院台座灸

ヤケドの少ないお灸

4種類のお灸ですが熱さレベルが4段階となっております。出張往診鍼灸(はりきゅう)治療では無煙灸と言って煙の少ないお灸を使用して おります。


鍼灸院無煙灸

無煙灸

出張往診鍼灸(はりきゅう)治療時に威力を発揮します。もぐさ部分に特殊な加工がされており煙が出にくくなっております。匂いはフルー ツのアロマが香ります。


鍼灸院鍼(はり)パルス

電気針治療器

低周波パルス治療器は針に電極を付け筋肉内に直接電気を通し鍼(はり)治療の血流増進効果を促進していきます。鍼(はり)治療の強い味 方になります。


鍼灸(はりきゅう)治療の適応

NIH(米国国立衛生研究所)も鍼灸療法が西洋医学の代替治療として有効であると発表しました。鍼灸(はりきゅう)治療は様々な病気に効果を発揮致 します。

運動器疾患
頚椎症・頸椎捻挫・五十肩・頚腕症候群・胸郭出口症候群・テニス肘・ゴルフ肘・腱鞘炎・腰痛症・仙腸関節炎・変形性腰椎症・変形性股関節症・変形性膝関節 症・ランナー膝・鵞足炎・ジャンパー膝・オスグット病・シンスプリント・足根管症候群

神経系疾患
後頭神経痛・頸椎神経根症状・肘部管症候群・円回内筋症候群・手根管症候群・腰椎神経根症状・梨状筋症候群・坐骨神経痛・ハンター管症候群・自律神経失調 症・頭痛・めまい・不眠症・ノイローゼ

消化器疾患
胃腸病(消化不良・胃酸過多・胃炎・下痢・便秘・ストレス性胃炎)

婦人科疾患
更年期障害・生理痛・不妊体質


鍼灸(はりきゅう)治療の現象


○フレア現象

鍼灸院鍼灸現象

鍼灸(はりきゅう)施術前

鍼灸(はりきゅう)治療を行う前は何の変化はありません


鍼灸院現象2

鍼灸(はりきゅう)施術後

針を打った周りがうっすら赤らんでるのがわかりと思います

なぜこの様な現象が起こるかと言うと軸索反射と言う生理現象が起こるからです。
針が身体に入り細胞を破壊すると末梢神経に刺激が入り、針が刺さっている部分の毛細血管を拡張しなさいという指令が出され皮膚が赤らんできます。この血流 改善効果により筋肉のこりをほぐし、首こり・肩こり・腰痛などの原因となる物質の代謝を促進して症状を楽にしていきます。


鍼灸(はりきゅう)治療の効果(メリット)

ただ身体に針を入れたり、皮膚の上でもぐさを燃やすだけなのですが実は身体の中では様々な反応が引き起こされています。

調整作用
身体の組織や器官に刺激を加えて乱れたバランスを調整する働き。
健康な身体はホメオスターシス(恒常性)が維持できており多少のダメージでも自力で調整出来るのですが、過度のストレスや疲労状態に陥ると自己調整が出来 なくなります。鍼灸治療はホメオスターシスの手助けをします。

誘導作用
鍼灸(はりきゅう)刺激により特定の場所の血管に反応を起こさせ充血を引き起こし、その場所の血液流量に影響を与える働き。
鍼灸(はりきゅう)刺激により刺激を入れたその場所の血流を増やしたり、身体の様々な反射を利用し神経を介して直接刺激していない遠隔部の血流を増やした します。

鎮痛作用
内因性モルヒネ様物質(体内に元々存在する痛みを感じさせなくする物質)や下行性抑制と言う身体に備わっている鎮痛システムを発動させる働き。
以前は鍼麻酔などとも言われていたが無痛ではなく和痛なので現在は鍼鎮痛と呼んでいる。

免疫(防衛)作用
白血球やマクロファージを増やし各疾患の治癒機能を促進したり、リンパ球のT細胞やNK細胞を増やし身体の免疫系による防衛能力を高める働き。
自律神経により免疫系は調整される要素があり鍼灸治療は自律神経を整える作用がある為に免疫能力を活性化するものと考えられている。

転調作用
自律神経失調症やアレルギー体質を改善し、体質を改善する働き。

◎灸治療の特異作用
造血作用
止血作用
強心作用

鍼灸(はりきゅう)治療は西洋医学と違いそのもの自体に効果のあるものを体内に入れて治療するのではなく、刺激を入れることで身体に備わっている治 そうとする力を 引き出すだけのシンプルなものなので身体に無理がなく自然です。副作用が非常に少ないことが良いことなのです。


鍼灸(はりきゅう)治療の副作用(デメリット)

鍼灸(はりきゅう)治療は適度な刺激と手加減をもって行うからこそ体調改善に繋がりますが、治療行為自体は鋭利な針で身体を傷付ける行為や皮膚を焼 く行為ですから 間違った使いすると身体に害になります。代表的な過誤や副作用を紹介致します。

医原性気胸
胸や背中、肋骨周囲、鎖骨周囲などの場所の鍼治療時に起こることがあります。気胸とは肺に穴が開いたりして胸腔内に空気や気体が存在する状態です。これが 起こると胸が痛んだり、息苦しくなったり冷や汗が出たり、最悪の場合死に至ることもある鍼師が最も注意すべき過誤です。過去には無資格者による鍼(はり) 治療後に 亡くなられた患者さんもいたようです。私は学生時代に耳にタコが出来るほど危険な場所や危険な鍼の作法を教わりましたので安心して鍼(はり)治療を受けて くださ い。

折針
わずか0.2oの細い針ですから折れることがあります。折れた針により神経障害を引き起こした事例が過去にあったそうです。現在では針の質が良くなりまし たのでよほど手荒なことをしない限りは針が折れることはございません。昔と違い技術革新のお陰で使い捨ての針が安価で手に入るようになりましたので、針を 使いまわしているうちに針が弱くなるということも無くなりました。当院の針は使い捨ての物(単回使用針)を使用しており、消毒した針を再利用することは一 切致しません。ですので安心して鍼(はり)治療をお受けください。

皮膚反応(内・外出血)
針を身体に刺しますので時折細かい血管を傷つけてしまい出血を引き起こすことがございます。出血が起こると皮膚が腫れたり青アザになる場合がございます。 その様な場合1週間程度で落ち着きます。そして特に身体に害になる訳ではありませんのでご安心ください。

抜鍼困難
針が刺さると患者さんによっては痛みで筋肉が反射的に縮み針が抜けにくくなることがございます。もしそのような状態になっても慌てず深呼吸や力の抜き方を 指導すればスッと針が抜けますのでご安心ください。

脳貧血
針が入る刺激により反射的に脳小動脈の収縮を引き起こし脳循環血流量が減少して貧血症状を引き起こすことがございます。過剰な刺激や過度の疲労状態の時に 座った まま鍼(はり)治療をすると起こりやすいです。当院では無駄に強い鍼(はり)は行いません、更にその日の患者さんの状態を考慮して施術しますのでご安心く ださい。

この様に鍼灸(はりきゅう)治療は非常に効果的な反面使い方・力加減を誤ると危険な諸刃の剣です。ですがいずれの副作用も施術者が注意を怠りさえし なければまず重 症になりません。過去には鍼(はり)師・灸(きゅう)師の国家資格を持たない人の施術で両肺気胸による死亡事故も発生しておりますが、私は国家資格所有者 ですので危険 な箇所や施術方法を熟知しております。当院は日々全力で一鍼入魂しておりますので安心して鍼灸(はりきゅう)治療をお受けください。


鍼灸(はりきゅう)治療をした日は


施術後はなるべく体を休めてください。寝ている時間に治癒力は高 まりますので軽いお昼寝をしたり、いつもより少し早めに就寝してください。

鍼灸(はりきゅう)治療をすると体をリラックスさせる神経(副交感神経) が良く働くようになりますのでいつもより眠りにつきやすくなります。心地良い眠気に身を任せてみてください。

入浴は治療後1時間程度あけてください。基本的にはいつもと変わらずに入って問題ありません。不安な方はシャワー程度の軽めの入浴にしてください。